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仏教の質問2021.09.22 更新

絶対の幸福とはどんな心の境地なのか、親鸞聖人の著作の言葉から解説する

絶対の幸福の厳存をはっきり示されたのが親鸞聖人です。 絶対の幸福と聞くと、 「そんな幸福があるはずがない」 「生きている間になれるはずがない」 という者ばかりです。 相対の智恵しか持たぬ私たちには、 想像もできず、説いて分かる幸福ではありませんから、 親鸞聖人は絶対の幸福を 「不可称・不可説・不可思議の信楽」と教えられています。 聖人ご自身が絶対の幸福になられた喜びを 「不可称・不可説・不可思議の功徳は行者の身にみてり」 “筆舌尽くせぬよろこびが、悪に染まった親鸞に、 常にからだ一杯あふれている” と合掌しておられます。 また親鸞聖人は阿弥陀仏の本願を船にたとえられ、 その船に乗られた絶対の幸福の妙境を瑞々しく語っておられます。 その親鸞聖人のお言葉 「大悲の願船に乗じて 光明の広海に浮かびぬれば  至徳の風静かに 衆禍の波転ず」 についてお話ししてまいります。


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今回はその第1回目です。

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